「フジコ・ヘミング 版画展」 に行ってきました…(浜松 大平台 Gallery Coty)
不遇のピアニストとして有名な彼女が、ピアノ以外に絵を描くとは全く知りませんでした。
彼女のピアノには不思議な魅力があります。
音楽のこと…特にクラシック、しかもピアノ曲の鑑賞力など持ち合わせてない私ですが、こう感じました。
荒削りのようでもあり、繊細のようでもあり、哀しみも漂う彼女の曲は心揺さぶるものがあります。
そんな彼女が、画家だった父から譲り受けた才能でしょうか?絵を描いていました。
構図も色も独特のものがあり、私の好みにぴったり合う作品ばかりでした。
特に彼女が共に生活しているという愛猫20数匹をモデルにした作品は魅力的でした。
作品集があれば手に入れたいと思いましたが、出版されていないようで残念でした。
せめて…とカメラに収めてきましたのでご覧下さい。(全30数点の中のほんの数点です)
才能があることは苦痛でもありますが、何もない凡人の私には羨ましい限りです。
中でもこの絵が好きでした。
モンゴルの衣装のようなものをまとった女性の姿は絵本の挿絵のようでした。
まだまだ沢山の猫の絵がありましたが…
購入するでもないのに無理を言って撮影させて頂いたので遠慮しました。
地味ですが、とても雰囲気のある絵です。色づかいが気に入りました。
ふとっちょの…堂々としたどこか愛嬌のある猫の絵
私にお金があれば購入したいと思いました。
あの有名な藤田画伯の絵に通じるものがあるように感じました。
今回の版画展の案内に使われた絵です。彼女の少女時代の姿でしょうか?
機会があれば、是非また彼女の絵に出会いたいな…と思います。