心のプリズム

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07.5  「続く時間」

初夏の陽射しを浴びながら久々に飛騨に車を走らせました

なんということのない…でも懐かしい風景がそこにはありました
ずっと昔から続く時間が、ゆったりのんびり流れているようです

機会があれば、次は電車に揺られ、ゆっくり歩いてみましょう


山にはまだ残雪が残り、里にはまだ桜の花も残っていました

存在を誇張するでなく、自然はそのままの姿でそこにありました

なんでもない景色が皆心の中にぐっと入ってくるのはなぜかしら?

これはなんという木でしょう…いずれ風に乗ってどこかへ飛んでいくのかな? 小民家の軒先から見上げたそこに…山桜
ひっそりと佇む古民家にはどんな歴史があったのでしょう? こんな風に置かれるとなんだか微笑ましいね


いくつかの山がいっぺんに迫ってくるようで、言葉もありませんでした

いにしえの人はただ眺めるだけだっただろうに…私たちは散歩気分で会いに行かれます

ここはスイスアルプス?って思わせるほど洒落た景色 清らかな水が気取らずに流れていきます…どこまで行くの?
揺られてきたロープーウエイが眼下に 360度どこもかしこも山々山…心が空に吸い込まれそ


山を下りるとそこは小京都と呼ばれる古い町並み

和ろうそくが有名…と書かれた一枚のチラシが、ふと私を飛騨古川という街に誘いました

小さな小さな小川には鯉が泳いでいます
昔は当たり前の景色がどうしてこんなに恋しいの?
白壁に黒塀の路地裏がこんなに洒落た散歩道
おいおい、ここに座って何を考えているんだい? この街の路地裏はどこも素敵…向こうには風を受ける鯉のぼり
ここはなんと珈琲店…格子越に外が見え隠れ 古民家を利用した癒しの場所にギャラリーは似合いますね