心のプリズム

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05.10.20 「初秋の京都」

神社・仏閣や情緒あふれる散歩道の木々の葉がまだ色づく前…

にぎわいの季節の狭間に居る京都を訪れました。

あいにくの空模様でしたが、雨に濡れる京都の風景も

なかなか良かった…とそう思えた旅になりました。

私の目には京の町の…こんな風景が目にとまりました。

 今回の旅の目的だった「河合寛次郎記念館」は別のページでご紹介しています。




下賀茂神社に続く世界遺産…糺の森を

ゆっくり歩いていきました。

まだこの日は雨もなく薄日も射していました。

人もまばらで、思い切り緑のシャワーを

浴びることができました。


















大きな大きな木が沢山ありました。

確か楡(にれ)の木の森だと書いてあったような…

この木は一体何年この場所に立っているのでしょう?

雅やかな京都の街の歴史や変遷を

静かに眺めていたのでしょう…















赤い柱の間から望む神殿は

一層、静かで厳かな雰囲気を与えてくれた気がします。

いにしえの昔…華やかな衣装の貴族たちも

この神社を参ったのでしょうね。

時代の流れに思いを馳せます。











神社の横を鴨川が流れています。

川の中州にはのんびりたたずむ鷺の姿も見え、

遠くに大文字焼きの際の字を現した

山々も見えました。

川べりの散歩道にはゆっくり歩く人の姿

私もこんなところを毎日歩いてみたい…

京都の人がうらやましく思えます。






円山公園の宿から、夜の京都の街に歩いて出かけました。

祇園の町は本当に風情があります。

店の作りも一様に間口が狭くて奥まっています。

とても中には入れませんが、そっとのぞいてみました。



雨の降る中…

円山公園から清水寺への散歩道を歩きました。

その途中、八坂神社の近くで可愛いお地蔵様と出会いました。

京都の街ではあちこちにお地蔵様の姿を見かけます。

近くに住む人が通りすがりにそっと手を合わせています。

日々自然に行われているだろうその姿に

信仰心のない私はなんだかうらやましい気もしました。



詩仙堂の庭です。

悔しいですが、この庭だけは紅葉の時期の方がきっと素晴らしいに違いないと思いました

ただ、広い庭の中にあった竹は、雨に濡れて美しい姿を見せてくれた気がします。



























銀閣寺から南禅寺に続く哲学の小径

青春の日々…

なにかと悩める時代にも

この径を歩きました。

亡くなった友人と歩いた思い出の場所でもあります。

哲学については考えなかったけれど、

過ぎ去った時間を懐かしく振り返る…

そんなひとときを持ちました。








雨がひどくなってきて、

そろそろ京都を去る時間が

近づいてきた頃です。

このお寺も入りたいな…と心を残しつつ

帰りながら、シャッタを切った写真です。


次の機会は、やはり紅葉の頃の京都を

訪れたいと思います。