心のプリズム

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05.11 …とある日に… 「少し足を伸ばしたところに…」


秋晴れの一日…友人の誘いで少し足を伸ばしてみました。

引佐の田園風景の中にある「ラ・ローズ デ バン」というお店

その素敵な店の敷地の一角にあるギャラリーには

久しぶりに会う友人のプリザードフラワーが飾られていました。

フランスの田舎家を思わせる建物と、ノスタルジックな風景とあいまって

彼女の作品も落ち着いた輝きを見せていました。







奥山の鍾乳洞「竜ケ岩洞」を目指して

車を走らせます。

途中…大銀杏が見事に色づいていて

感嘆の声を漏らしました。

田園風景の中に突如異国の雰囲気を醸し出す

お店が現れます。









ギャラリーの横を奥に入ると

なんと手作りの素敵な?トイレが現れます。

木のドアを開けると、店のオーナーの奥様の手作りだという

陶製洗面鉢がそっと置かれています。

壁の漆喰もご夫婦で塗られたそうです。

トイレにいたるアプローチとはとても思えない

素敵なたたずまいですね。

うっかりして目的のギャラリーの建物を

画像に収めるのを忘れてしまいました。







ご一緒したのは

最近お知り合いになった素敵なご婦人のUさんです。

お洒落で前向きでとっても楽しい方です。

「人生の黄昏とは枯れて朽ち果てるのを待つ時ではなく、

今までで一番の輝きを見せ見事に色づく時はないかしら?」

…と言われた言葉が印象的でした。










食事もできるテラスと、こだわりの雑貨が置かれたお洒落なお店と、

少しだけ離れたギャラリーとの間に作られた可愛らしい空間

遠くに引佐の田園風景が眺められ

気持ちがゆったりとくつろぎ、思わず大きく深呼吸。










庭の散歩道に

秋の日差しが射し込んで、置かれたテラコッタにも

不思議な表情を与えていました。

野の花やさりげなく置かれた小物が

憎らしいほどの情感を醸し出しています。












お店の庭から入り口のアーチを見上げてみます。

バラの咲き乱れる時期には

どんなにか華やかでロマンチックに違いありません。



こんなところで結婚式を挙げられたら

きっと素敵だろうな…と思います。











アーチの入り口から視線を横にずらしてみます。

車を停めた場所が見えます。


入り口から少し離れたところに別の細い階段状の

坂道があり、そこからも庭に降りられ、

ここからのアプローチもなかなかです。

”なんきんはぜ”の大きな木が、

その白い実を沢山つけています。

それにしても変な名前の木ですね。









この木が敷地の西側に1本立っています。

このお店のシンボルツリーなのかも知れません。


遠くの低い山の稜線と…

この1本の木と…

手前に置かれた白いベンチ…


なにかを…私に語っているような気がします。


この場所からの夕陽もきっと綺麗に違いありません。









このお店は不思議な店です。

週3日だけ土・日・月のオープンです。

しかもオフシーズンは閉店になるそうです。

特に何がある…と言うわけではないけれど、

日常から少し離れてのんびりするのにとてもいいところ…

美味しい空気とちょっぴり異国情緒と…きっと季節には見事なバラの花

美味しいピザと、ローズティーも忘れられない味になりました。


惜しまれるのは、友人の作品を紹介できないこと。

次の機会にきっと彼女の工房を訪ねてみたいと思います。



La rose des Vents   浜松市引佐町奥山671-1 TEL 053-528-4455 )