島の3日目の朝は宿でゆっくりと過ごしました
さすがに体のあちこちが痛い…変な歩き方になります
もう格好つける余裕もなく、寝間着に持参したジャージーパンツにサンダルで出発!
2泊した安房の民宿「湖西」に別れを告げ、レンタカーを走らせます
あんなに不安だった車の運転も、もうすっかり気楽なドライブ気分
島の周りを走るのは一本の県道…あとは標識でなんとか目的地に行けそうです
ひとつ心配なスポットは、小型車しか通れないという西部林道
そして気がかりは午後一番のスキューバダイビングの時間に間に合うかどうか…
先ずは楽しみにしていた滝めぐりから
下の画像は特に気に入ったショットです。クリックすると、大きな画像が見られます
遙かな滝 | 迫力の滝 | 道中の無事を祈る | こんなに近くに | 遠くにもうひとつの島 |
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屋久島は周囲130kmほどで車でまわれば3時間くらいで1周できるそうです
今日は「安房」から島の反対側にある「一湊」までのドライブ…島の2/3ぐらいの距離でしょうか…
安房を出て先ず「千尋の滝」を目指します 「ちひろ」ではなく「せんびろ」と読むのだそう… 県道を少し山に向かって登っていきます どんな滝なんだろう? |
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小雨が降っていました 駐車場から少し歩いたところに展望台があって ここから「千尋の滝」を望みます…遠くに見えるのもなかなかいい 雨が大量に降るとその姿は一変するのだとか… 車も2台ほどしか止まっていず静かです |
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ひとりなので、人が来るとすかさずカメラでの撮影をお願いします アディダスのジャージパンツに学生時代買った赤のヤッケ姿の私 地元ではこんな姿では外出しないだろうな… |
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「千尋の滝」の駐車場から海が見えます 山と海の距離が非常に近い…不思議な島 朝なのに夕方みたいな空でした |
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千尋の滝から「尾之間」を経て「栗生」へ… どちらも温泉があって心が動きました 今回は我慢…次回の機会にゆっくりと寄りましょう 昼頃、栗生の先の「大川の滝」に到着 まだ滝の姿は見えません…でも水音だけが聞こえてきます |
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大川の滝は「おおこ」の滝と読むそうです すごい迫力です…南九州で一番の滝 日本の滝100選に選ばれたというのも頷けます |
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ここに着いた時も誰も居ず、またもや滝の景色独り占めでした 帰り際黄色い声の若い女性数人がその静寂を破りました でもおかげで自分の姿もカメラに収めれたので感謝です 島には滝が200以上もあるそうです…次は滝巡りもできそう |
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ひとりで滝壺近くまで岩を伝って行きました 興味があるとどんどん進むので結構あぶないこともしてしまう私です マイナスイオンのシャワーをたあ〜くさん浴びました |
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大川の滝の駐車場近くに石仏が… 一人旅の無事を祈りました 結構真剣に…まだまだ不安でした…これから向かう林道も |
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滝からまた県道を進むといよいよ西部林道が始まります 小型車以外通行禁止の、行き違いも一方が待避しないと できないような道です 大丈夫かな…私? 一方が山、一方が切り立った海というこの道は25kmも続きます 突然、道の真ん中にヤクシカの姿!…逃げる様子もありません |
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どうして私の向かうところ誰も居ないんでしょう? 前も後ろも車は居ず私の車だけが恐る恐る進みます でも自然がそのまま残っている林道は素敵! 今度は猿の姿…ヤクザルは本土のより小ぶりで可愛らしい 人間を見ても知らん顔です…車を停めてシャッタを切りました |
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時々この寂しい道を一人で走っていることが怖くなります でも進むしかありません 早く海に出ないかなあ…と思いつつ、やっと慣れてきたようです 照葉樹林の山腹を切り開いて作られたこの道には これまで見たことのない植物や鳥の姿があり 一人声をあげていました…「あれすごいねえ」って! |
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西部林道の標識…永田側からのスタート地点 そして栗生側からまわってきた私にとっては終点 ほっとするような寂しいような…複雑な気分 もうすぐ海が見えるのかなあ |
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永田の海がやっと見えてきました 曇り空…13時からのダイビングの時間に間に合うかしら?と 気にしつつ車を停めて景色を画像に収めました |
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山を越えてやっと浜辺の道に出ました 向こうに見えるのは口之永良部島です お昼を食べる時間がないのでこの公園で車を停め軽く食事 縄文杉登山で用意した非常食のカロリーメイトひとつだけ… 素敵な景色でお腹一杯? |
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永田のいなか浜と吉田の集落を横目で眺め、 ダイビングの場所一湊へあせって車を走らせました … そしてダイビングを終え、今日の宿に向かうため永田へ逆戻り 夕方宿のすぐ手前にあるうみがめ館に寄りました |
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ここがうみがめの産卵地で有名な永田のいなか浜 長さ1kmにわたって綺麗な白い砂浜が続きます 美しく静かな海岸にため息が出ます 島の反対側は全く違う景色です |
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閉館間際に滑り込んだNPOの展示資料館「屋久島うみがめ館」 ここも誰も居ません…ゆっくり館内を楽しみ勉強しました 5〜7月の産卵期には沢山の観光客が押し寄せるそうです きっと幻想的なんだろうな… でもアカウミガメの剥製はちょっぴり怖かった! |
一日中車に乗って、様々な景色の中を時にはらはら、時にのんびりと走りました
青い海と白い浜辺、自然豊かな林道、勇壮な滝…そして綺麗な海の中の世界も
島の魅力はますます大きくなっていくばかり…もうすっかり島のとりこになってしまいました
県道なのに、気軽に車を停めて沿道の家の人に道を聞けるなんて信じられません…
思いもかけず温泉にも…近づく台風情報のおかげで人も少なく、ゆっくり楽しめたのはラッキーでした
そして…夕方、いよいよ今回の旅の楽しみのひとつ…あこがれの宿「送陽亭」へ
こうして島の3日目はバラエティ豊かに過ぎていきました (06.9/15 金曜日)